大阪新四十八願所阿弥陀巡礼 公式ホームページ|江戸中期の阿弥陀仏の四十八願にちなんだ巡礼を、このたびの法然上人八百年遠忌を記念して再興いたしました。

大阪新四十八願所_第19番_慶恩院

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大阪新四十八願所阿弥陀巡礼 / 第19番「慶恩院」

大阪阿弥陀新四十八願所・第19番「慶恩院」外観

寺院名称)慶恩院(けいおんいん)
所在地) 大阪市天王寺区城南寺町5番4号
電話)  06-6761-5913

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寺院・諸堂来歴

  • 天正7年(1579)良誉上人が開山。創建の当初は唐物町に所在した。現在地に移転した詳細は不明である。
  • 大阪大空襲の被害は免れ、本堂ほか諸堂はほぼ創建時の姿をいまに残している。
  • 平成のはじめ境内の地蔵ヶ丘を整備し、北向(きたむき)地蔵尊・六体地蔵尊・水子地蔵尊・願掛け百体地蔵尊を祀る。
  • 慶恩院詠歌の「糸竹」は、かつて境内に群生した細身の竹を詠んだものだが、小範囲ながら現在も境内にその姿をとどめている。

本尊

大阪阿弥陀新四十八願所・第19番「慶恩院」ご本尊
  • 本尊阿弥陀仏像は恵心僧都(えしんそうず)源信作と伝わるが、造立年代などは不明である。古来、所願成就に霊験あらたかなる阿弥陀仏として信仰を集めてきた。顔立ちが明瞭で、平安期の阿弥陀仏の特徴を色濃く備える。

宝物・墓石・行事など

  • 昭和初期に梅園社が建立した碑が遺る。
  • 年中行事として修正会(しゅしょうえ)・涅槃会(ねはんえ)・春の彼岸会・花まつり・盂蘭盆施餓鬼会・地蔵盆・仏名会(ぶつみょうえ)・成道会(じょうどうえ)などの他、法話の集い・別時念仏会を随時いとなむ。



第十九願 「来迎引接の願」(らいごういんじょうのがん)

もし我れ仏を得たらんに、十方の衆生、菩提心を発し、諸もろの功徳を修し、至心に発願して、我が国に生ぜんと欲せんに、寿終の時に臨んで、もし大衆の与に囲繞せられて、その人の前に現ぜずんば、正覚を取らじ。

(もしわれほとけをえたらんに、じっぽうのしゅじょう、ぼだいしんをおこし、もろもろのくどくをしゅし、ししんにほつがんして、わがくににしょうぜんとほっせんに、じゅじゅうのときにのぞんで、もしたいしゅのためにいにょうせられて、そのひとのまえにげんぜずんば、しょうがくをとらじ。)

【大意】

十方世界の人々が菩提心(悟りを求める心)を発(おこ)して色々な善行を積み往生を願ったならば、私はその人の臨終の時、必ず迎えに行くでしょう。



和歌

夢の世を おどろきはてつ むかへくる くもぢにすめる いとたけのこゑ

【訳】

夢まぼろしのような迷いの娑婆世界から目ざめたことであるよ。お迎えに来られた雲の中に澄み響く糸竹〔即ち管弦〕の調べで。

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