大阪新四十八願所_第28番_白雲寺
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大阪新四十八願所阿弥陀巡礼 / 第28番「白雲寺」
寺院・諸堂来歴
- 永禄3年(1560)光蓮社雲誉登故上人が創建した。
- 開山の当初は北天満に所在したが、上本町を経て、現在地東住吉区田辺に移転した。
- 本堂・庫裏(くり)等の他、納骨堂である正徳堂がある。
- 本堂は本尊・善導大師像・法然上人像の他、聖(しょう)観音立像を安置する。
本尊
- 本尊阿弥陀仏立像は来迎の印を結ぶ。作者は不明だが、江戸期正徳年間(1711~1716)の制作と推測されている。
宝物・墓石・行事など
- 年中行事として、修正会(しゅしょうえ)・春秋の彼岸会・盂蘭盆施餓鬼会・十夜会・写経会などをいとなむ。
- 文書伝道(月一回)・掲示伝道(月二回)にも力を入れている。
第28願 「見道場樹の願」(けんどうじょうじゅのがん)
もし我れ仏を得たらんに、国中の菩薩乃至少功徳の者、その道場樹の無量の光色あって、高さ四百万里なるを知見すること能わずんば、正覚を取らじ。
(もしわれほとけをえたらんに、こくちゅうのぼさつないししょうくどくのもの、そのどうじょうじゅのむりょうのこうしきあって、たかさしひゃくまんりなるをちけんすることあたわずんば、しょうがくをとらじ。)
【大意】
私の浄土においては、菩薩はもちろん、功徳が少ない者でも、浄土の樹々に無量の光があり、その高さが四百万里もあることを見知ることができますように。
和歌
とことはに 見るもえならぬ 花のかの 光りまじへて 幾世へぬらん
【訳】
〔本来なら〕永遠にみることも、まあ叶(かな)わないであろう〔極楽の〕花の香が、光と交じり合って、幾世も香り続けてゆくことよ。