大阪新四十八願所_第13番_最勝寺
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大阪新四十八願所阿弥陀巡礼 / 第13番「最勝寺」
寺院・諸堂来歴
- 元和5年(1619)9月念誉魯休上人が創建。文政年間(1818~1829)海融上人が境内伽藍を再建整備した。
- 昭和20年(1945)3月の大阪大空襲で本堂・庫裏(くり)・山門などすべての堂宇を焼失。以後漸次本堂・庫裏・山門を再建するが、平成23年(2011)老朽建物を撤去の上、新本堂を建立した。加えて納骨・永代供養塔である釈迦牟尼仏立像を造立した。
本尊
- 本尊阿弥陀仏像は春日御作と伝わる。身の丈2尺5分ほどの立像である。詳しい制作年代・仏師などは不明。
- 本堂には他に勝利を願う最勝観音菩薩立像が安置され、尊信を集めている。全身黒色・盛高の髪・埴輪のような目・長い輪の耳を有する、印象深い尊像である。
宝物・墓石・行事など
- 江戸期の家相家松浦東鶏、明治の織物機械開発者岸田直次郎、「踊り子」等の作詞家喜志邦三らの墓がある。当山住職を歴任した佛教大学初代学長小西存祐、上宮高等学校長小西祐謙の墓もある。
- 年中行事として春秋の彼岸会・盂蘭盆施餓鬼会などをいとなむ。
第13願 「寿命無量の願」(じゅみょうむりょうのがん)
もし我れ仏を得たらんに、寿命能く限量あって、下、百千億那由他劫に至らば、正覚を取らじ。
(もしわれほとけをえたらんに、じゅみょうよくげんりょうあって、しも、ひゃくせんのくなゆたこうにいたらば、しょうがくをとらじ)
【大意】
私が仏となったとき、私に無限の寿命が得られますように。
和歌
やま人の 道はものかは はかりなき 命のみなに なにかおよばん
【訳】
仙人の道など問題とはならないことよ。無量の寿命〔を持つ阿弥陀仏〕の名号(みょうごう)に、何かおよぶものがあろうか。