大阪新四十八願所_第3番_蟠龍寺
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大阪新四十八願所阿弥陀巡礼 / 第3番「蟠龍寺」
寺院・諸堂来歴
- 慶長13年(1608)念誉順応上人が創建した。天保5年(1834)類焼により伽藍を焼失する。嘉永2年(1849)に再建。当時は観音堂を有した。
- 昭和20年(1945)大阪大空襲に際して類焼を防ぐために本堂等すべての堂宇の取り壊しを余儀なくされた。
- 昭和41年(1966)本堂・庫裏を再建する。都心になじむ瀟洒な外観の近代建築は、今日なお斬新な印象を与えつづける。
- 創建時は長福寺と号したが、享保年間(1716~1735)以降、現在の寺号を呼称するようになったと推測される。
本尊
- 本尊阿弥陀仏像は鎌倉末期の作と推測されている。3尺あまりの立像で、金箔が落剥し古仏の風格をたたえている。
宝物・墓石・行事など
- 文楽の竹本長枝太夫、江戸後期の儒学者香川子硯の墓がある。
- 年中行事として、春の彼岸会・盂蘭盆施餓鬼会・十夜会などをいとなむ。月に1回、就園前の親子がお勤めや季節に応じたテーマ活動を行う「サラナ親子教室」を開催している。
第3願 「悉皆金色の願」(しつかいこんじきのがん)
もし我れ仏を得たらんに、国中の人天、悉く真金色ならずんば、正覚を取らじ。
(もしわれほとけをえたらんに、こくちゅうのにんでん、ことごとくしんこんじきならずんば、しょうがくをとらじ)
【大意】
私の浄土の人(にん)・天人が、みな金色に輝いていますように。
和歌
草も木も みな山ぶきの 花のいろに てらすやのりの ひかりなるらん
【訳】
草も木も、みな山吹色のような金色に照らすことよ、阿弥陀仏の光明は。